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SuperBall のように。

とりあえず、好きなことともの。気になったことや疑問。独断と偏見に満ちた妄想。あたりで書いてます。

読んだ本 「圏外編集者」語り 都築響一

書籍

本屋でタイトルに引っかかって買ってみました。

実際の体験談を交えて、思っていること、感じていることをバッサバッサと書いてくれているようでした。バッサバッサと書いたのは、体験談を踏まえての批判的なことも包み隠さず書いてくれている内容があるからです。個人的には興味深かった本でした。

 

面白い内容はたくさんあるのですが、その中から少しだけ、自分のためのメモとして抜粋して書かせてもらおうかと。文章そのままではなく、あくまで個人的にかいつまんで、です。文章の前後も当然あるのですが、そこは書かないのでなんとなくお付き合いください。

 

 

〜たとえばまったく無名な画家を特集したいと思うときに、その人の絵を自腹で買おうか考えたら「金を出してもいいほど好きなのか、ちょっと良さそうだから取材してみようって程度なのか」、瞬時に判断できる。いきなりネットで検索とかしないで、自分のアタマとフトコロでジャッジする癖をつける。それが自分の嗅覚を育てる上で、一番手っ取り早い方法かもしれない。

<いろいろと考えてしまう癖がある自分にとって、最初のインスピレーションである「自分が欲しいと思えるかどうか」を素直に感じ取る(覚えておく)ことが、ホントに大事なんだと思うことがこの頃多々あるので、改めてメモさせていただく。>

 

〜(「オリエント工業」という、世界最高級のシリコン製ラブドールのメーカーを取材させてもらっている。ラブドールというのは、昔でいう「ダッチワイフ」〜)そうすると、なかにはもちろんフェティッシュ系のマニアもいる。でも、たとえば女性恐怖症や赤面症で、どうしても女性と自然に接することができないひともいる。からだに障害があって、女性と肉体的な付き合いができないひともいる。なかにはこんな例もあった。精神に障害のある男の子がいて、それでも年頃になれば性欲が湧く。やむをえず母親が手で処理してあげてたけれど、どんどん性欲が激しくなっていって、このままだと大変なことになってしまう...と悩みぬいていたときにオリエント工業ラブドールを知って、「私たち親子を救ってくれました」と感謝されたこともあるそう。だからオリエント工業にはちゃんと、障害者割引制度が設けられている。

<単純にへ〜!と思ってしまった。どうしたって偏見にさらされやすい物ごとってあるけど、やはりしっかりと聞いてみるまでわからないことっていうのはたくさんあって、頭をまっさらにしておくようにしたいと、純粋に思った。>

 

〜取材に行くときに「調べすぎない」ということを、だからこころがけてもいる。〜もちろん調べられるだけのことは事前に調べるけれど、肝心なのはそれを一度忘れること。「この人を知らない読者でも納得できるように」って思うから。知った気になって合うと、聞くべきことを聞けなくなったりする。マニアではなくて読者代表の一般人としてお話を聞いて、なにも知らない人が記事を読んでも興味をそそられて、その場所を見に行きたいとか、その人に会いに行きたいと思ってもらえるような記事を書きたい、それが僕の目標。〜それに、こっちが詳しいって思われないほうが、いろいろていねいに教えてくれたりすることって、けっこうある。

<ふむふむ!>

 

 

おもしろい内容がもっとたくさんあるので、ぜひ興味がある方は読んでみてください。

 

 

最後に。

街でフェラーリランボルギーニに出会うたびに、「これ1台で雑誌が創刊できるのに!」って、今も悔しい気持ちになるから(笑)。ということも書かれていて、はげどう(激しく同意、禿げあがるほどの同意)してしまいました。