シンプル、ワクワク、画期的。「Braille Bricks」
なぜか有名コピーの「人は、書くことと、消すことで、書いている。」が頭をパッとよぎってました。楽に消せることによって書くこと自体も支えられている、と。
まず記事をどうぞ。
すげー。これもハッとするというか、本当に「発見」だなと。
記事で書いてる通り、「消せる」ことの便利さ、オブジェクトと言語を組み合わせたパズルなどの楽しい拡張性など、良さはたくさんあるのですが、
これの効果って、目が見えない側より見える側の方にこそ、より効果があるんじゃなかろうか。
例えばこの親御さんのように、ある時ふと点字を覚える必要性がいきなり発覚してしまうことだってある。元々目が見えない(見えづらい)状態で点字を覚えていくことより、通常どおり文字を使える人がまた全くの別言語的なものを覚えることの方が大変だったりするかと思うんです。日本に住んでて英語をマスターするのがとても苦しいように。
その中で、この楽に消せることもそうだし、「色」が学習のしやすさに強く強く影響するんじゃないかと思う。元々点字って読めない人からしたら、とても無機質に感じるかと思うんですが、色のおかげで一気に有機的に感じられそう、というか。
(例えば日本語で妄想してみると)「母音」とか「あかさたな」順に色のグラデーションをつけてくれたとしたら、初めにその色の塊を強く覚えれば、色のリズムが音のリズムみたいになって、なんとなく単語を意識しやすくなるとか。そうやって感触と一回一回のスピードが上がれば、点字自体を覚えるスピードも格段に変わりそう。
むしろ、見える側の人への架け橋、になるんじゃなかろうか。
ぐうの音も出ない。