SUPERBALLING

とりあえず、好きなことともの。気になったことや疑問。あたりで書いてます。

Twitterログ12/9(金)ほぼ日メモ

 

ほぼ日、今日のダーリンより

・実にまことに、はじめに言葉ありきでありまして。
 ことばがあるから、それがある。
 
 よく聞かされてきたのが、
 「フランス人には肩凝りがない」という話です。
 肩凝りという概念がないので、
 日本人なら「肩が凝っててさぁ」というような場合、
 よほどガッチガチになっていたとしても、
 「肩の筋肉が硬いです」といった感じ方になる、と。
 ガッチガチにならないという説も聞いたことがある。
 肩のほうはフランスにもあるわけだから、
 それが「凝る」ということばがないんだな。

 「イケメン」ということばを耳にしてから、
 だいたい何年くらい経つだろうか。
 「イケてる・メン」で「イケメン」なのだろうけれど、
 まずは、「イケてる」に近いような概念はあったし、
 男のことを「メン」ということも知っていたけれど、
 「イケメン」はなかった。
 「イケメン」は、「美男子」や「ハンサム」とは別に、
 「イケてる」男性というわけなので、
 シロウトには、「え、あいつはイケメンだったのか?」
 というふうに見えたりすることもある。
 「イケメン」ということばが登場して拾われた価値だ。
 
 「しょうゆ顔」のときにも、似たようなことがあったな。
 人間の顔が「しょうゆ」と「ソース」に分類できると、
 思いついた人がいて、「しょうゆ顔」が生まれたわけだ。
 「和風の顔」「洋風の顔」ではないのだから、
 そこでなにかまた新しい価値が生まれたのだと思う。
 
 このごろ、これは大発明だなぁと思うのが、
 「同調圧力」ということばだなぁ。
 賛成多数の状態で、そこで反対の意見を持った人は、
 「同調圧力があった」と言えばもっともらしくなる。
 このことばがなかったときには、どうしていたのだろう。

 ま、どのみち残ることばと残らないことばがあって、
 しばらくして「ことば」が使われなくなると、
 概念そのものがなくなってしまうものなんだけどね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
かつて「高カロリー」は、価値あることばだったんだぞ~。