SUPERBALLING

とりあえず、好きなことともの。気になったことや疑問。あたりで書いてます。

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ほぼ日、今日のダーリンより

法隆寺の宮大工、西岡常一棟梁、小川三夫棟梁や、
 そのお弟子さんたちへの聞き書き
 『木のいのち木のこころ』という本にまとめた
 作家の塩野米松さんが、「ほぼ日」に打ち合せにきて、
 ここのドアを開けた瞬間の感想を伝えてくれました。
 「ここは市場(いちば)みたいだと思いました」
 そういう感想を、聞くのははじめてでしたが、
 なんだかものすごくうれしくなりました。

 だれかに使われているという感じでなく、
 ひとりひとりの人たちが、じぶんの頭とからだを使って、
 くるくると動き回っている、そんな印象なのだ、と。
 「そういう仕事場、ぼくの理想かもしれない」です。

 「日曜日には、あそこの通りには大きな市が立つ」
 というようなことを、高知で聞いたばかりでした。
 山の人は山のものを、海の人は海のものを、
 その場に持ち寄って、交換をするのが市です。
 煮たり焼いたり練ったりして市に参加する人もいる。
 編んだり織ったり磨いたり削ったりの人もいる。
 やり手もいるし、どこか覚束ない動きの人もいる。
 大声があったり、ひそひそ声があったりもする。
 なにやら相談もあるし、言い争いだってあります。

 ぼくのイメージする市場のようすは、
 生きものが動き、ぶつかりあう場面そのものです。
 「ほぼ日」の社内の感じが、
 そういう場に似ていると感じられたということは、
 まず光栄ですし、やったねという気持ちになりました。

 いま、会社をはじめとする組織のあり方や、
 働き方についての考えが、大きな変わり目にあります。
 変化していくべきところ、安定が望まれているところ、
 主観、客観、規則、自由、競争、平等、利益、貢献、
 いろんな要素が複雑に入り混じって、
 考え方の満員電車みたいな状態にあるんじゃないかな。
 塩野米松さんは宮大工の小川三夫さんと
 『棟梁』というある種の組織論の本も出しましたが、
 その人の口から出た「市場」ということばは、
 おもしろい未来につながるように思えてなりません。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「市場の創造」を実現する「市場」を創造していく‥‥?