「根拠のない自信」とはなんだろう。
若者には「根拠のない自信」が大事、と体験談として言っている人が多くいます。
「そんなものは必要ないんだ」とかいろいろと突っ込まれやすい話ですが、自分は元々そういう感覚が持てたことがないので、その感覚を感じられたという人のことを単純に羨ましいと思っています。個人的にはすごくいいことなんじゃないかとなんとなく考えています。
いろんな場所で、いろんな人のエピソードを皆さんも見てきたと思いますが、今回僕が雑誌で読んだ内容が個人的にとても興味深かったのでそこだけ拝借したいと思います。
話をしている人は最近楽しく眺めさせていただいてる、水曜日のカンパネラの「コムアイ」さんです。
ー家族から受けたと思われる影響はありますか?
親がすごく旅行好きで、3歳までの間に10ヵ国ぐらい旅行していて。その旅行先の国でいろんな人に会っていて。何も覚えていないんですけど。でも世界中のなるべく多くの人に愛されたいし「なんとなく気に入ってもらえる気がする」っていう根拠のない自信があって。人前で、こうして生きている姿を、どうだ!って見せる仕事をしていますが、「自分がいいと思ったものが、人にいい影響を与える」と思っていないと踏み込めない場面がよくあります。例えば根拠のない自信がないとタイツかぶったりとか(左ページ)できないじゃないですか。「世界中の人間といい関係でいられる」みたいな気持ちが、無自覚的に養われたのが、その3歳までの旅行だったような気がするんですよね、なんとなくですけど。
ーなるほど。じゃあ、かなり根本のところがその時期に。記憶にないけど(笑)。
そうそうそう、地球と一体になったんじゃないかと。3歳までの間に(笑)。
他にも興味深い内容はもちろんありましたが、一番引っかかったのがこの内容でした。画面からでも感じるあの「晒している」感じがまたこちらも気持ち良く見ていられるのは、根っからポジティブに「無条件に差し出している」のをこっちも無自覚に感じているからかなと。
今まで聞いた「根拠のない自信話」の中でも指折りの興味深さでしたありがとうございます。
最後にまったく関係ないですが、「旅」の単語からパッと出てきた曲を貼って、おさらば。