「都市の分解と構築」イッセイミヤケ
いやーさすがイッセイミヤケ。大好きです。
Omoiiro | Sony Computer Science Laboratories, Inc.
ものが素晴らしいのももちろんですが、RECORDのサイトがまた綺麗で面白い。上下でレコードを組み合わせて鳴らせたり、都市画像を色の帯に分解していく仕様などは、想像できる余地がたくさんあって楽しいです。
RECORDのサイトにある、このバッグ製作の技術にも使われた「Omoiiro」の説明書きも興味深いです。少し拝借。
このシステムの開発時にこだわったのは、抽出後の色配分。写真の中に占める面積と抽出後の色の面積は比例せず、写真上の面積はわずかでもアクセントとなる色を残すことが特徴。
これは(独断と偏見ですが)、「世界をカラフルに構築しなおしたい」という気持ちの表れではないかと感じました。
例えば、人の目ってまわりの色を補完しあいながら見る特徴があるから、一枚の写真を全体の雰囲気で捉えてパッと見「暗めだな...」とか、なんとなく捉えたりしてしまうものがよくあると思うんです。でも、その「全体性」に埋もれた繊細な色を抽出してアクセントにできれば、「へ〜この写真にこんな色合いがあったんだ!」っていうポジティブな解釈ができる要素が多くある気がするんですね。
鮮やかで繊細で、時に攻めてるような、「色」にこだわるイッセイミヤケの姿勢みたいなものに関わる部分があるんじゃないかな〜と妄想。
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あと「音」でいえば、「日常音」をどのように音楽に取り込むかっていうのがいろんなものでテーマになっているんですね。昔からあったんだろうけど、近年それが顕著な気がします。
(全然関係ないですが、)ふらっと見たこちらの映画もそのトーンがあります。
あとなついやつ。久しぶりに聞きたいがためにメモ貼り。
「カラフルな分解構築」憧れもうす。