「透明」
自分が好きなデザイナーさんで、「吉岡徳仁」さんがいます。
初めに知ったのは、イッセイミヤケの TO という時計でした。
なんてシャレた時計なんだろう...!
と大学1年の時に、シャレた先輩がつけていたところを見かけて衝撃をうけたことを今でも憶えています。結局初めてためたバイト代で、先輩と色違いのものをこっそり買ったことも良い思い出,,,。
それが、吉岡徳仁さんの作品と、イッセイミヤケというブランドを気になりだすきっかけだったと思います。
そうしてまた、見た瞬間に「あ〜好きっ!」と瞬間で感動してしまった、吉岡さんの作品がありました。「ガラスの茶室」という作品です。
(いわゆる、「茶道」というものの文化の流れや、日本特有の空間的美意識、というものをしっかりとした知識として把握している人しか作品としての正当な評価はできないんでしょうが、そんなものはおいておくとして。)
「その作品に、時間という要素を、視覚表現として織り込めてしまったもの」
ということを直感的に瞬間で感じられたから、ものすごいなと思いました。
一日の流れはもちろん四季折々の一年の流れ、天候による光の具合の違いや、遠くの街中の移り変わり...
「透明」な素材を選んだからこそなのは言うに及びません。
(同じような素材で同じような作風のものもあるかもしれませんが、これほど直感的に響いたものは、自分は初めてです。)
全然しっかり言葉にできていないですが、「一つのものに込めたい意義」のようなことで、吉岡さんの作品はとても参考になる気がしています。これからもちょくちょく追っていきたいです。
ちなみに、O(オー)という透明バングルの時計も素敵です。
身につけている人の肌の色(黒人や白人や黄色人種等も)によって、「同じ色が全くない時計」というのも、素晴らしいですじゃ。