SUPERBALLING

とりあえず、好きなことともの。気になったことや疑問。あたりで書いてます。

Twitterログ1/13(金)ほぼ日メモ

 

今日のダーリンより

・先が見えない、という話をよく聞きます。
 ぼく自身も「見えちゃいない」と自負しております。
 まことしやかに、なにか見えているような、
 知っているようなことを言う人もいますが、
 たいていそれは、予想屋のような商いをしている人です。

 「他人より余計に先のことが見えていれば、
 とてもいいことがあるんだろう」と、人は思い過ぎです。
 「山の向こう」くらいの距離感でも、前に進めます。
 人混みを避けて、というくらいでも歩いて行けます。
 じぶんがなにをするのか、わかっていれば、
 先に鬼が出ようがサルが出ようが、あんまり関係ない。
 いまのぼくは、そう思っています。
 興味があって、知りたい気持ちが抑えられないのなら、
 未来のことでも最先端のことでも、外国の情勢でも、
 「好きで知りたいだけ」だと思って知ればいいです。
 それを、なにか切実に重要なことだというような顔は、
 しないようにしたいものです。
 
 人の話題にしたがる「ちょっと先」って、
 だいたいは、「アメリカでなにが流行っているか」と
 ほとんど同意語だったりします。
 そういうふうなことで大成功をする人もいるでしょうよ。
 そりゃぁ、宝くじで何億円が当たる人もいるんだから。
 
 ぼくのこの年末年始は、いつもの仕事から離れていたり、
 やや長めに京都にいてぶらぶらしていたり、
 軽い風邪を理由によく眠ったりしたものだから、
 いつも気づかないようなことが、妙に気になって、
 考え途中だったことが、線的につながりはじめました。
 そうか、ぼくは、こういうことがしたいのか。
 いつもとちがう角度で、やりたいことが見えました。
 いずれ、少しずつ実現させていくつもりですが、
 いちばん大ざっぱに言うと、「たのしんで戻る」です。
 ビートルズも『GET BACK』を発表したよなぁ、です。
 みんなが「ちょっとでも先」「われ先」を争うなら、
 ぼくらは、もっと長い道を逆走してみたくなりました。
 『万葉集』だの『シェークスピア』だのを読むとかね。

 先に先にとあせるより、笑って後退をたのしみます。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
2017年のたのしみも、ずいぶんと豊かに広がりそうですよ。