SUPERBALLING

とりあえず、好きなことともの。気になったことや疑問。独断と偏見に満ちた妄想。あたりで書いてます。

「タルトタタン」的。

タルトタタンというフランスのお菓子があるそうです。

このお菓子の誕生のお話が、

①いろんな事の比喩に使われているんだろうな。

②このような感触を意識的にできないか?(している人はいないか?)

と、ふと思ったお話。

タルト・タタン - Wikipedia

 

①いわゆる「間違いからすごくいいものができたお話」です。

NHKの朝ドラ「まれ」のお話のなかでも使われていました。

主人公が、パティシエでありお母さんになった状態。子供がふとしたことから失敗を怖がるようになってしまう。「それではいけない。」と、一緒にアップルパイを作るふりをしてあえて間違え、「こんな美味しいのができちゃった!」と自然と励ませるように奮闘した場面。しっぱいおっぱい(大事なキーワードです)。

物作りの話には、いろんな所で使われそうな要素ですね。

 

 

私が気になった疑問は②です。なんて言葉にすればいいかもまだわからないので、また長々書きます。(結果、これは空間演出の問題なのかもしれません)

 

前から思っていたのですが、ファッションでも何でも(特にモノに関することが多い)、「時間をかけてジャンル全体が求めていく方向性(トーン)」みたいなものが漠然とあるような気がしています。

例えば、デザイナーが段々と良いものを求めていった末に「高級」と言われるようなものを作っていく(高級というふうに括られる)時に、それらの個別の「高級品」をまとめておいた時に全体から感じる感触。とか。

例えば、「高級な家具」を置いているお店に行ってみた時に、一つ一つを見ればもちろん違うしいいんだけど、全体として漠然と眺めてみると個別のものが何となく近しい感じがして「平坦・のっぺり」な印象をおぼえる時とか。(独断と偏見です。)

 

良いものを求めるが故に、似ていくことはよくある話だと思います。(その意味では、服はとてもわかりやすい。着る「人」の形は、大小あれ皆だいたい同じ。常に着ているものとして最低限の大枠はどうしても規定されるし、心地よい素材もある程度近いだろうし。)

 

でも全体として見ると、なぜか(極端に表現するなら)正解例」を見せられているような感触を覚える時があります。こう感じるのは、天邪鬼で飽き性の自分の感覚がおおいに起因しているでしょうが。

 

「新しいものを見てみたい」という自分としては、そのような「正解例」を尊敬し大事にし取り入れながら、「気持ちのいい失敗例」も探すべきじゃないかと思う次第です。

 

 

ざっくり極端すぎですが、「芸人さん」がそこらへんのセンスがありそうだと思うんです。

ちまたでは、ちょっと「マイナス」に思われたり言われたりするような要素で人を笑わせられている方がたくさんいらっしゃいます。また、悪口ではなく「イジル」という感触にできるのが上手いのもいわずもがな。

 

「最終的に心地よくなればいい」がルールだとしたら、「芸人」的視点はすごくほりがいがあると思ってます。「ギャップ」「振り幅」とかにもある種近いものもあるのかも。

タルトタタン」的というより、「芸人」的といった方がちょっとしっくりくるかもしれません。

 

クッソおしゃれな芸人さんが物を作ったらどんなものを作るんでしょう。

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最後に。「振り幅があるからさらにカッコイイ」で思いだしたものを貼ります。

ずっと前に教えてもらいました。ダンサーさんで、めっちゃ有名な方です。

www.youtube.com

自分は全くダンスについて知識のカケラもないのですが、それでもこれを最初見た時は半端ない衝撃を受けました。カッコイイと。

双子の半端ないシンクロ具合とかなんやかんやたくさん魅力がある中であえて個人的に一番をあげるとすれば、「コミカルなストーリー」です。

ダンスの知識は全くないですが、ダンスで検索してみて出てくる有名な方々のものと比べてみても際立って違うのがこのコミカルさでした。普通、クールでかっこいいキレッキレのダンスをいっぱい披露したいはずです。長年積み上げた技術力とか諸々。時間が決まっているから尚更。

それなのにあえてたくさん挟み込んでくる、時にゆったりともするコミカルさのさじ加減。ストーリーとしての秀逸さ。

テレビとかでふらっと見てきたダンスとのギャップもあったんでしょう。衝撃でした。脱帽でした。

 

プロフィールを見たら「ダンサー/コメディアン」とのこと。色々感じていたことのパーツが合わさった感じがしました。

 

もちろん技術力の高さという、「正解ありき」なのはわかっております。それでも「カッコよさのさじ加減」として大変感銘を受けました。素晴らしきかな。