「英字地域」
場所への愛(または自信)は素敵で面白いな〜と思うと同時に、
それを主張・求め続ける境目はどこにあるんだろうなっていう疑問。
よく雑誌で、「TOKYO」や「NY」など、世界中の大都市や流行りの場所の名前が字面になっていたるところで主張されていて、ふと不思議になりました。
どんだけその場所が大好きで主張しまくっているんだろうと。
自分は田舎の地元から東京に出てきてみて、ここにいる人達や場所が大好きです。もちろん色んな理由がありすぎて、つたない国語力では説明しきれませんが。しかも東京は、東京内でも場所ごとに特色が強い上に流動性があるから、いつまでたっても大枠を定義できる感じがしません。恐ろしい。
だから、主に東京で活動している人たちが、「TOKYO」を自分たちで主張しながらその姿を追い続けているのはすごくわかるんです。だって面白いですから。
でも、地元の秋田に住んでいる時に、「AKITA」という字をおもいっきり掲げて自信を持って主張し追い求めている雰囲気を感じたことがあるかと思えば、それはなかったですね。もちろん地方をビジネスや文化含めて発信してくれる人はいるだろうし、秋田にもいるのは重々承知なのですが、温度でいったら明らかに違いますし。
きっと、ビジネスや文化を途絶えさせないために「外側」に自分たちを売っていく姿勢と同時に、むしろそれ以上に、自分たちで「内側」自体を自然に求めていける状態に「熱」のようなものが宿るのかな〜と改めて感じました。
というか、特に文化が大きくなっていくのに必要なのはその「内側」だろうから、当然の話ですね。
ちなみに、「TOKYO」と「KYOTO」の字面のややこしさにびっくり。
海外の旅行客は、どんな場所と文字に興味を持ってくれるんだろう。