「苦み」
昨日は「色」、視覚で気になったことだったんで、
今日は「味覚」。
「苦み」の歴史はクリエイティブやな〜って勝手に思いました。
そもそも、生まれた子供が苦いものを食す時はそうそうないはず。
母乳の味はもちろん憶えていませんが、なんとなくまったりしてそうなイメージ。
決して苦くはないはず。むしろ日頃飲んでいる「牛乳」をイメージすれば、甘みの方が近いはず。
ということは、元々「体の為の味」は「甘み」なのではなかろうかと。
ビールも最初は飲みにくいけど、徐々に慣れて好きになる方がほとんどかと。
苦みが元々あまり受け付けないものだとしたら、今流通している「苦い」商品の元を見つけた人は、
どれだけ「ぶっ飛んだ人」だったんでしょう。
ということを、コーヒーを飲みながら思います。
最初にコーヒー豆からコーヒーを作ろうとした人の創造力と狂気。
(いや既に苦みは受け入れられていただろうけど、自分がその立場なら絶対に思いつかない。)
その後、これだけ世の中に受け入れられるなんて絶対に想像していなかったのではなかろうか。凄すぎる。
苦いものを食した時の、原始人のギョッとしたであろう表情と、苦いものを好きだと貫いた粋な人間を想像してみる。
未来は、どんな味覚に支配されるのだろうか。こうご期待。